ロシア軍がウクライナ首都を攻撃、極超音速ミサイルも投入、2人死亡
ウクライナ空軍は多くの飛翔体を迎撃したと発表しているが、一部は防空網を突破し、住宅地やインフラ施設に被害が及んだ。
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ロシア軍がウクライナに対し大規模なミサイルおよびドローン攻撃を実施し、極超音速中距離弾道ミサイル「オレシュニク」を使用したとみられる。攻撃は24日、首都キーウを中心に行われ、複数地域で爆発や火災が発生した。ウクライナ当局によると、夜間から早朝にかけて大規模な波状攻撃が続き、数百機規模のドローンと多数のミサイルが投入されたという。
ウクライナ空軍は多くの飛翔体を迎撃したと発表しているが、一部は防空網を突破し、住宅地やインフラ施設に被害が及んだ。キーウ市内では集合住宅、商業施設、エネルギー関連設備などが損傷し、複数の地区で火災が発生した。救急当局は負傷者の救助活動を継続しており、死傷者も確認されている。
当局によると、一連の空爆で少なくとも2人が死亡、83人が負傷したという。
ウクライナ空軍はロシア軍が600機の攻撃ドローンと90発の空中・海上・地上発射ミサイルを発射し、防空部隊が549機のドローンと55発のミサイルを撃墜または電子戦で無力化したと報告している。
特に注目されたのは、ロシアが極超音速兵器とされる「オレシュニク」を使用した点である。同兵器はマッハ10以上の高速で飛行し迎撃が困難とされることから、戦況を一段と緊張させる要因となっている。ウクライナ側はこのミサイルが首都近郊を含む複数の地点に到達したと説明しているが、実際の運用状況については情報が錯綜している。
ロシア国防省は今回の攻撃について、ウクライナ側によるロシア領内への攻撃への報復であり、軍事関連施設を標的にしたと説明している。一方ウクライナ政府は民間インフラや住宅地を狙った無差別攻撃だと非難した。
キーウでは多くの市民が地下鉄駅や避難施設に逃れ、空襲警報が長時間鳴り響くなど緊迫した状況が続いた。電力や水道などのインフラにも一部影響が出ており、都市機能への打撃が懸念されている。今回の攻撃は停滞する和平交渉や国際社会の圧力の中で行われたもので、戦闘の激化を改めて示す結果となった。
欧州諸国はロシアの攻撃を強く非難し、ウクライナへの防空支援強化の必要性を訴えている。
