◎加害者はいじめの標的になっていた男子生徒。身元は明らかにされていない。死亡したのは17歳の女子生徒。
2022年10月25日/ブラジル、サンパウロの射撃場(Matias Delacroix)AP通信)

ブラジル・サンパウロの高校で男子生徒が銃を乱射し、女子生徒1人が死亡、3人が負傷した。警察当局が23日、明らかにした。

それによると、加害者はいじめの標的になっていた男子生徒。身元は明らかにされていない。死亡したのは17歳の女子生徒。

サンパウロ州政府は声明で、「警察は校内で容疑者を拘束した」と発表。負傷した3人のうち2人は銃撃で、もう1人は退避中に転倒した。3人とも病院に搬送された。

同州政府は犠牲者に哀悼の意を表したうえで、遺族、生徒、教師、その他学校関係者のケアを最優先すると表明した。

ブラジルの学校で銃撃事件が起きたのは4カ月ぶり。

ルラ政権は今年4月、連邦政府、州政府、自治体の総力を挙げて、学校での暴力を食い止めるための取り組みを開始した。

ルラ(Luiz Inácio Lula da Silva)大統領はX(旧ツイッター)に声明を投稿。犠牲者と遺族に哀悼の意を表した。

容疑者の認否、銃を入手した経緯、どのような銃を使用したかは明らかにされていない。

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