ブラジル・ルラ大統領、トルコ開催のCOP31出席へ、再選直後に表明、議長職をトルコに引き継ぎ
ルラ氏は11月10日にアンタルヤを訪問し、11日と12日に行われる首脳会合に参加する。その後、13日にフィリピンに移動し、東南アジア諸国連合(ASEAN)首脳会議に出席する予定だ。
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ブラジル大統領府は10月30日、ルラ(Luiz Inácio Lula da Silva)大統領が来月トルコ南部アンタルヤで開催されるCOP31(国連気候変動枠組み条約第31回締約国会議)に出席すると発表した。今回の参加表明は、ルラ氏が週末の大統領選で再選を決めた直後に行われた。ブラジルは前年のCOP30開催国であり、今回の会議では議長職をトルコに引き継ぐことになる。
ルラ氏は11月10日にアンタルヤを訪問し、11日と12日に行われる首脳会合に参加する。その後、13日にフィリピンに移動し、東南アジア諸国連合(ASEAN)首脳会議に出席する予定だ。フィリピンへの招待は2年連続となる。
COP31は11月9日から20日まで開催され、気候変動対策や温室効果ガスの排出削減、途上国への資金支援などが主要議題となる。今回の運営では、トルコとオーストラリアによる分担方式が採用された。トルコが開催国およびCOP議長国として会議全体を統括する一方、オーストラリアが各国政府間の外交交渉を調整する役割を担う。従来の開催国が交渉全体を主導する方式とは異なる枠組みとなる。
ブラジルは2025年11月、アマゾンの都市ベレンでCOP30を開催した。森林保全や気候変動対策の資金調達、化石燃料依存からの転換などを主要課題として掲げ、国際的な議論を主導してきた。ルラ政権はアマゾンの森林破壊抑制を重要政策に位置付けており、今回のCOP31参加でも気候外交におけるブラジルの存在感を維持する狙いがある。
ブラジル大統領府によると、現時点で首脳会合への参加を確認した国家元首・政府首脳は77人に上る。英国のバーナム(Andy Burnham)首相も参加を表明している。COP31では議長国トルコと交渉担当国オーストラリアの連携に加え、前回議長国ブラジルがどのような役割を果たすかも注目される。
