ボリビア当局、検事総長を逮捕、麻薬密売人保護の疑いで
当局は東部サンタクルスにあるマリアカ氏の自宅も家宅捜索した。
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ボリビア当局は10月1日、麻薬密売組織を保護していた疑いがあるとして、ロヘル・マリアカ(Roger Mariaca)検事総長と13人を逮捕したと発表した。逮捕はトランプ米政権がマリアカ氏らに対して汚職などを理由にビザ制限を科した直後に行われた。ボリビア政府は、司法制度や検察内部に入り込んだ犯罪組織を摘発する大規模捜査の一環と説明している。
オビエド(Marco Antonio Oviedo)内相は記者会見で、マリアカ氏が資金洗浄と麻薬密売の容疑で訴追されると語った。マリアカ氏は2024年に前政権下で検事総長に選出され、米当局から麻薬取引を助けるため賄賂を受け取ったほか、犯罪者が司法手続きを逃れるのを支援したと指摘されていた。マリアカ氏はこれまで、米国の主張を自身の職務に対する政治的圧力と反論していた。
当局は東部サンタクルスにあるマリアカ氏の自宅も家宅捜索した。オビエド氏によると、早朝に自宅から現金を運び出そうとしていた人物らが拘束され、車内から353万ボリビアーノと現金1万ドルが見つかった。
マリアカ氏は2023年、サンタクルス地域の主任検察官を務めていた際、ウルグアイ国籍の麻薬密売人を拘束したものの、ほどなく釈放したと当局から指摘されている。この密売人はその後も逃亡を続け、2026年3月にボリビアで逮捕され、米国へ送還。資金洗浄の罪に問われている。
今回の逮捕は、パス(Rodrigo Paz)大統領の就任以来進む米国との関係強化とも重なる。パス氏は2025年11月に就任し、約20年続いた社会主義政党中心の政治を転換した。ボリビアはこれに伴い、米麻薬取締局(DEA)との協力も再開している。
米国のルビオ(Maro Rubio)国務長官は1日、今回の逮捕を麻薬密売や組織犯罪、汚職に対抗する「大胆で決定的な行動」と評価した。一方、マリアカ氏らへの容疑は今後の司法手続きで立証する必要があり、ボリビアの司法制度改革と法の適正手続きがどのように進むかが焦点となる。
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