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アルゼンチン、経常収支22億1000万ドルの黒字に、前年同期の赤字から改善 2026年第2四半期

経常収支はモノやサービスの輸出入に加え、海外との投資収益や所得移転などを含めた国際収支の主要項目である。
南米アルゼンチン、首都ブエノスアイレス(Getty Images)

アルゼンチン政府は29日、2026年第2四半期(4~6月)の経常収支が22億1000万ドルの黒字になったと発表した。前年同期は24億5000万ドルの赤字で、1年間で収支が大きく改善した。一方、2026年第1四半期(1~3月)は24億1000万ドルの赤字だったため、第2四半期に大幅な改善を記録した形となる。

経常収支はモノやサービスの輸出入に加え、海外との投資収益や所得移転などを含めた国際収支の主要項目である。黒字は国外から得る収入が国外への支払いを上回ったことを示し、外貨を獲得する力を測る重要な指標の一つとなる。

今回の黒字を支えた中心は貿易収支だった。第2四半期の財の貿易収支は92億9000万ドルの黒字となった。一方、投資収益などを含む第一次所得収支は60億3000万ドル、サービス収支は21億ドルの赤字となり、経常収支の黒字を押し下げた。第二次所得収支は10億5000万ドルの黒字だった。

特に第一次所得収支の赤字は前年同期から24億7000万ドル拡大した。背景には投資所得の変化があり、貿易面で大きな黒字を確保した一方、海外への所得支払いが増えたことが全体の収支を圧迫した。

それでも財貿易の黒字がこれらの赤字を上回ったことで、経常収支全体では22億1000万ドルの黒字を確保した。国際収支統計上、アルゼンチンは第2四半期に22億5000万ドルの純貸出国となった。

アルゼンチンでは近年、インフレや通貨、財政・対外収支の改善が経済政策の課題となっている。今回の経常黒字は、少なくとも第2四半期において、輸出による外貨獲得が海外への支払いを上回ったことを示す。ただし、サービス収支や投資所得収支は赤字であり、経常収支の改善が経済全体のすべての問題を解消したことを意味するものではない。

今回の統計は、アルゼンチンの対外収支が第1四半期の赤字から第2四半期に黒字へ転じたことを示す重要なデータとなった。今後は、この黒字が一時的な変動なのか、輸出を軸とした対外収支の改善が継続するのかが焦点となる。

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