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米国サイクロスポーラ感染拡大、レタス関連の発生20州に

疾病対策センター(CDC)によると、2026年に感染または感染が疑われる例は約2万9000人に上り、922人が入院している。
メキシコ、タコスのイメージ(Getty Images)

米国で腸管寄生虫による感染症「サイクロスポーラ症(Cyclosporiasis)」が拡大している。食品医薬品局(FDA)は27日、回収対象となったアイスバーグレタスに関連する感染例が新たにジョージア州、テネシー州、テキサス州でも確認されたと発表した。これにより、この集団発生に関連する州は20州となり、確定症例数は1万1458人に達した。

疾病対策センター(CDC)によると、2026年に感染または感染が疑われる例は約2万9000人に上り、922人が入院している。これまで米国で最も多かった2019年でも約4700人だったことから、今年の感染拡大は過去に例を見ない水準となっている。

今回の集団発生について、FDA、CDC、州当局は、メキシコ中部にある農場で栽培されたアイスバーグレタスに焦点を当てて調査している。この農場はカリフォルニア州に本拠を置く青果会社テイラー・ファームズが運営しており、FDAはメキシコ政府当局と協力しながら、農場での検査や生産物の分析を続けてきた。

サイクロスポーラは腸管に感染する微小な寄生虫で、主に汚染された食品や水を通じて感染する。代表的な症状は水様性の下痢で、腹痛や吐き気などを伴うこともある。専門家によると、春の終わりから夏にかけて発生しやすく、今回の集団発生は米国の食品安全管理と輸入農産物の衛生管理を改めて問う事態となっている。

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