◎AP通信によると、事務所を一時的に閉鎖する理由は不明。
2022年10月31日/米ニューヨーク州、マスクCEO(Getty Images/AFP通信)

主要メディアによると、ツイッター社はすべての事務所を一時的に閉鎖し、21日に運用を再開すると従業員に通知したという。

AP通信によると、事務所を一時的に閉鎖する理由は不明。

ツイッター社を買収したマスク(Elon Musk)CEOは従業員に過酷な長時間労働に応じるか退職するかを決めるよう迫っており、多くの従業員が退職届を提出したと報じられている。

報道によると、ツイッター社が従業員に宛てたメッセージには「ソーシャルメディア、報道機関、その他の場所で会社の機密情報について話すことを控え、引き続き会社の方針を遵守してください」と書かれていた。

マスク氏は今週、従業員に対し、「長時間、高強度で働くことを約束するか、退職するかを選択しなければならない」と通知した。

またワシントン・ポスト紙によると、マスク氏は従業員に宛てた電子メールで、「会社に留まりたいのであれば、この誓約に同意すべきである」と通知したという。

17日までに同意しなかった人には、退職金として給与3ヶ月分が支払われるようだ。

同社は今月初め、従業員の半分を解雇すると発表していた。

今回の事務所一時閉鎖は多くの従業員がマスク氏の提案を受け入れ退職した結果とみられる。

一部の報道機関は「事務所の数も半減する」と報じている。

ツイッターの従業員とみられる人々が退職を示唆するコメントをツイートしている。

退職を決めたという男性ユーザーはこう投稿している。「おそらく、残るのは2000人以下でしょう」

この男性ユーザーのチームは全員解雇されたという。「私のチームのマネージャー、その上司、さらにその上司も皆解雇されました。私が所属した部門の責任者は全滅です...」

マスク氏がツイッター社を買収した時点の従業員数は約8000人。その多くが契約社員であり、大半が解雇通知を受け取ったとみられる。

報道によると、マスク氏が必要とする有能な人材の一部も退職したという。

ある元従業員はこうツイートしている。「毎週70時間以上働いているのに、地獄に耐えられる従業員だけ残れ、というような男の下で働きたいと思わなかった」

ツイッターの事務所閉鎖に関する通知が発信されたとメディアが報じた直後、マスク氏はこうツイートした。「ソーシャルメディアで小さな財産を築くにはどうしたらいいか?大きなものから始めなさい」

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