◎米国では銃乱射事件が相次いでおり、2週間前にニューヨークのバッファローで10人が殺害されたばかりである。
2022年5月24日/テキサス州ユバルディの小学校前(Dario Lopez-Mills/AP通信)

米南部テキサス州の小学校で24日、18歳の高校生が銃を乱射し、児童14人と教師1人が死亡した。

現地メディアによると、容疑者も死亡したという。現場はメキシコ国境に近いユバルディ郡のロブ(Robb Elementary School)小学校。

アボット(Greg Abbott)州知事は記者会見で、「地元の男が校内で児童14人と教師1人を殺した」と明らかにした。

これはテキサス州史上最悪の学校襲撃事件であり、2018年にヒューストンのサンタフェ高校で発生した事件(10人死亡)を上回った。

アボット州知事によると、警察官2人も撃たれ負傷したが、命に別状はないという。容疑者は拳銃とライフル銃を持って学校に入ったとみられる。

アボット州知事は「容疑者は警察官に撃たれ死亡したと思われるが、まだハッキリしたことは言えない」と説明した。

州警察の責任者は「容疑者は単独で犯行に及んだ」と述べた。

負傷者の数は明らかにされていないが、AP通信によると、負傷したとみられる数人が病院に搬送されたという。負傷者を受け入れたウバルデ郡の病院の関係者は現地メディアに、児童13人が搬送されたと述べている。別の病院には66歳の女性が搬送され、重体と伝えられている。

ロブ小学校の生徒数は約600人。死亡した児童の年齢は明らかにされていない。

学校の周辺には数十台のパトカーと重装備の警察官が配備された。

ホワイトハウスのジャンピエール(Karine Jean-Pierre)報道官は24日、日韓訪問を終えたバイデン(Joe Biden)大統領はエアフォースワンで銃撃事件の報告を受けたと述べた。

ジャンピエール報道官によると、バイデン氏は24日夜にホワイトハウスで演説を行う予定だという。

米国では銃乱射事件が相次いでおり、2週間前にニューヨークのバッファローで10人が殺害されたばかりである。

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