◎デモ隊は証券取引所前でガザ紛争の即時終結を求め、座り込んだ。
米ニューヨーク証券取引所の敷地内に侵入して座り込みデモを行ったとして、約200人が逮捕された。警察が14日、明らかにした。
デモ隊は証券取引所前でガザ紛争の即時終結を求め、座り込んだ。
デモを主催した団体の責任者はAP通信の取材に対し、「連邦政府にイスラエルへの武器供与をやめるよう求める」と語った。
また責任者は「イスラエルは米国の爆弾を使ったガザ市民を虐殺し、その影響で米軍事企業の株価はうなぎのぼりだ」と非難した。
デモ会場近くにはイスラエルの国旗を持った右派が集まり、デモ参加者に怒鳴り散らしていた。
デモ参加者は誰も取引所内には入らなかったが、少なくとも200人がセキュリティー・フェンス内に入り、座り込んで身柄を拘束されるのを待った。
取引所の広報担当はこのデモに関するコメントを出していない。
警察はデモ参加者を1人ずつ逮捕し、ビニールひもで手を縛り、バンに誘導した。中にはぐったりして3、4人の警察官に担がれるデモ参加者もいた。
警察によると、逮捕者は約200人。容疑者は建造物侵入罪とみられる。
ガザ紛争におけるパレスチナ側の死者は14日午前の時点で4万2289人、負傷者は9万8684人となっている。
