カナダBC州山火事、メキシコの消防隊が現地入り、延焼続く
焼失面積は11日時点で156平方キロメートルに達し、住宅など多数の建物が被害を受けた。
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カナダ西部ブリティッシュコロンビア州で猛威を振るう山火事への対応を強化するため、メキシコから約100人の消防士が派遣された。オカナガン湖沿岸で発生した火災は急速に拡大し、2万人余りが避難を余儀なくされている。州政府は8月8日に非常事態を宣言し、消火活動を急いでいる。
火災はバンクーバーの東方約300キロの地点で発生し、サマーランドやピーチランドなどの地域に迫っている。焼失面積は11日時点で156平方キロメートルに達し、住宅など多数の建物が被害を受けた。
消防によると、火勢が強く危険な状況が続いているため、被害の全容はまだ確認できていない。逃げる途中だった80歳の女性1人が死亡したことも確認された。
現地では高温と乾燥した気候に加え、険しい地形が消火活動を困難にしている。火の粉が防火帯を越え、新たな火災を発生させるケースも相次いでいる。ブリティッシュコロンビア州では約100件の山火事が発生し、そのうち半数が制御不能状態にある。落雷を原因とする火災の発生も懸念されている。
カナダの消防隊だけでは対応が追いつかない中、メキシコからの応援部隊が加わることで、消火能力の強化が期待される。カナダでは近年、暑さや乾燥を背景に大規模な山火事が相次いでおり、国境を越えた消防支援の重要性が増している。
サマーランドの市長は住民に対し、避難先からすぐに戻れるとは考えないよう呼びかけており、地域社会への影響は長期化する可能性がある。
カナダでは今年、4600件を超える山火事が発生し、焼失面積は4万平方キロメートル(九州本島とほぼ同じ)に達した。
