米ミシシッピ州女性殺害事件、51歳被告が起訴内容を否認、木に吊るされた状態で発見、人種的背景にも注目
フォーチュンさんの遺体は8月3日、ジャクソン市内の空き家の裏にある木に吊るされた状態で発見された。
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米ミシシッピ州ジャクソンで、木に吊るされた状態で見つかった黒人女性タシア・フォーチュン(Tasia Fortune、29歳)さんの死亡事件をめぐり、殺人罪で逮捕された51歳のジャークス・ラトリフ(Jacques Ratliff)被告が14日、裁判所に出廷し、起訴内容を否認した。裁判所は保釈を認めなかった。
フォーチュンさんの遺体は8月3日、ジャクソン市内の空き家の裏にある木に吊るされた状態で発見された。当初から事件性を含めた捜査が進められていたが、州の検視当局が9月10日、殺人と判断。これを受け、警察はラトリフ被告を殺人容疑で逮捕した。警察によると、被告とフォーチュンさんには何らかの「関係」があったとされるが、詳細は明らかにしていない。
捜査当局はフォーチュンさんが黒いケーブルコードで木に吊るされたと説明している。被告の逮捕時には、警察が身柄を確保しようとした際に車の中に隠れようとしたとされる。一方、警察は殺害の動機について公表しておらず、人種が事件の背景にあったかどうかについても判断を示していない。さらに、今後も逮捕者が出る可能性があるとしている。
事件が大きな注目を集めている背景には、遺体が木に吊るされていたという状況がある。ミシシッピ州はかつて人種差別とリンチが横行した歴史を持つため、今回の事件についてもリンチを想起させるとの指摘が出ている。
フォーチュンさんはケンタッキー州出身で、約10年間ジャクソンで暮らしていた。4人の子どもを持ち、近年はホームレス状態を経験しながら生活を立て直そうとしており、清掃業を始めることも考えていたという。
ミシシッピ州では過去1年間にも、黒人の大学生と白人のホームレス男性が吊るされた状態で死亡する事件が発生し、いずれも自殺と判断されている。今回の事件では殺人と断定されたことで、この2つについても関心が集まっている。
