米南西部で大雨による洪水相次ぐ、アリゾナ州とコロラド州で住民避難

今秋、乾燥地帯の米南西部では大雨による洪水被害が続いている。
2026年10月23日/米コロラド州サウスフォーク、大雨により冠水した道路(AP通信)

米南西部で11月1日、大雨による鉄砲水が発生し、アリゾナ州とコロラド州の観光地を含む一部地域に避難命令が出た。気象台によると、週明けまでさらなる雨と洪水が予想されている。

アリゾナ州セドナでは複数の河川の水位が急上昇し、住宅に取り残された住民が複数確認された。地元当局は一部地域の住民に避難を命じ、避難先として近隣の学校や公共施設を指定した。消防や警察に加え、周辺自治体からも救助隊が応援に入った。現場では車両が水没し、住宅や建物の間を濁流が流れる様子が確認された。

コロラド州南西部のパゴサスプリングスでも、サンフアン川の水位が午後11時ごろに危険レベルに達し、当局は氾濫の恐れがあるとして、周辺住民に避難を求めた。AP通信によると、1911年の大洪水で記録した水位を上回る水準となる見通しだ。サンフアン川など複数の河川沿いの低地住民には、教会に設けられた避難所への移動が指示された。町を通る幹線道路も、流入車両を制限するため閉鎖される予定だ。

国立気象局(NWS)は、太平洋から流れ込む複数の低気圧の影響で、地域によって100~最大200ミリの降雨を予測。アリゾナ州のほぼ全域に加え、ユタ州南部、コロラド州南西部、ニューメキシコ州西部、ネバダ州南部の一部に洪水警戒情報を発表した。

今秋、乾燥地帯の米南西部では大雨による洪水被害が続いている。当局は住民に高台への避難を促し、冠水した道路を車で通過したり、増水した川や水路に近づかないよう呼びかけている。

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