カナダ2026年10月失業率6.7%、半年ぶり高水準、雇用市場の停滞続く
米国との貿易摩擦が強まる中、企業がコスト削減を進め、新規採用を抑制していることが重しとなっている。
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カナダ統計局が11月6日に公表した10月の雇用統計によると、失業率は前月から0.2ポイント上昇して6.7%となり、4月以来6カ月ぶりの高水準に達した。雇用者数は前月比で4700人減少し、今年に入ってからの減少は累計4万6000人となった。米国との貿易摩擦が強まる中、企業がコスト削減を進め、新規採用を抑制していることが重しとなっている。
10月の雇用者数はロイター通信がまとめたエコノミスト予測の1万3600人増に反して減少した。9月も6万8300人減となっており、雇用環境の悪化が続いている。今年の月平均の雇用減少数は4590人で、2025年の月平均1万7606人増、2024年の3万3675人増から大きく後退した。
雇用減少はフルタイム労働に集中し、1万8100人減となった。民間部門の雇用も5万2500人減少し、2月以来の減少を記録した。業種別では卸売・小売業が2万8800人減、運輸・倉庫業が1万100人減だった。一方、建設業は1万6000人増加した。
若年層の雇用環境も厳しい。15~24歳の失業率は前月比で0.7ポイント上昇して13.7%となった。55歳以上も5.5%に上昇した。正規雇用者の年間賃金上昇率は2.0%と、9月の2.3%から鈍化した。また、15歳以上の4人に1人以上が、食料や住居、交通費など必要経費の支払いに苦労していると統計局は報告した。
雇用の停滞を受け、カナダドルは下落し、市場では次回の利上げ時期の予想が2027年1月から3月へ後退した。
