◎2度目の噛みつき事件を最初に報道したCNNニュースは、「メジャーはホワイトハウスのスタッフと警備員にジャンプし、吠え、突撃した」と報じた。
2021年3月29日/ワシントンD.C.ホワイトハウス、バイデン大統領の飼い犬のメジャー(AFP通信)

ホワイトハウスによると、ジョー・バイデン大統領の飼い犬のメジャー(3歳)が今月2度目の噛みつき事件を起こしたという。

ファーストレディの報道官、マイケル・ラローサ氏は記者団に対し、「メジャーは3月29日に噛みつきました」と述べた。「負傷したスタッフはホワイトハウスの医療ユニットで診察を受け、その日のうちに仕事に戻りました。メジャーはワシントンD.C.に順応している最中のようです」

AP通信によると、記者団は29日にサウスローンの芝生広場を散歩するメジャーの姿を確認していたという。

2度目の噛みつき事件を最初に報道したCNNニュースは、「メジャーはホワイトハウスのスタッフと警備員にジャンプし、吠え、突撃した」と報じた。

3月8日、血気盛んなジャーマンシェパードのメジャーは屈強なシークレットサービスに噛みつき軽傷を負わせ、兄弟のチャンプ(13歳)とバイデン夫妻の実家(デラウェア州ウィルミントン)に収容された。

事件後、バイデン大統領はABCニュースのインタビューの中でメジャーを「甘い犬」と呼び、「彼は全く知らない人間を見て驚き、噛みつきました」と述べた。「彼は動いているものや人に反応します」

バイデン大統領はインタビューの中で、「ホワイトハウスにいる人々の85%はメジャーを愛している」と述べた。「メジャーは尻尾を振って人々にアピールしているだけです。しかし...当然のことながら、犬を恐れている人もいます。そもそも...」

1回目の噛みつき事件後、メジャーとチャンプはデラウェア州の実家で何かしらの訓練を受けたと伝えられている。バイデン大統領もメジャーは訓練を受けたと認めていた。

メジャーは2週間前にメリーランド州キャンプデービッドでバイデン大統領と再会し、3月21日にワシントンD.C.に戻っていた。ABCニュースによると、メジャーはマリーンワン(大統領専用ヘリ)でサウスローンに舞い戻り、2人の担当者に連れられホワイトハウスの自室に戻ったという。

ジェン・サキ報道官は30日の記者会見で、「メジャーはバイデン大統領のように各地を忙しく行き来するため、恐らく時々デラウェア州に戻るかもしれません」と述べた。

ホワイトハウスで大統領の飼い犬が傷害事件を起こしたのはメジャーが初めてではない。

バラク・オバマ元大統領の飼い犬サニーはホワイトハウスのゲスト(女性)に噛みついている。女性は右目の下を切った。

ジョージ・W・ブッシュ元大統領の飼い犬バーニーは記者に噛みつき、メディアを困惑させた。なお、ブッシュ元大統領は黒猫のインディアも飼っていた。

2021年3月30日/ワシントンD.C.ホワイトハウス、飼い主のジョー・バイデン大統領(AP通信/エヴァン・ヴッチ)
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