◎モサモサの毛に覆われたクマは木柱の頂部付近に取り付けられたワイヤーに座り、電線や景色を眺めていたと伝えられている。
現地メディアによると、南部アリゾナ州ダグラスのクマが配電柱に昇り、電線を見つめていたという。
国境の町ダグラスの住民はAP通信の取材に対し、「クマは5月9日にダウンタウンに現れ、その後木柱に昇った」と述べた。
モサモサの毛に覆われたクマは木柱の頂部付近に取り付けられたワイヤーに座り、電線や景色を眺めていたと伝えられている。
州の野生生物当局、ダグラス警察、コチセ郡保安官事務所および米国国境警備隊は191号線を封鎖したうえで、クマに木柱から降りるよう呼びかけた。
AP通信によると、クマは動揺した素振りを見せながら降柱し、どこかに走り去ったという。ミッションを見学した野次馬たちは走り出したクマに激しく動揺し、クモの子を散らすように逃げ去ったと伝えられている。
警察当局によると、怪我人はいなかったという。
州の野生生物当局は声明で、「住民はクマに注意してください」と呼びかけた。
