◎市内で路線バスを運行するラ・リネア社は今月3日に発生したバス転落事故で捜査を受けている。
2023年10月4日/イタリア、ベネチア近郊、旅客バスが転落した高架道路(Antonio Calanni/AP通信)

イタリア・ベネチア市当局は15日、市内で路線バスなどを運行するラ・リネア社に業務停止命令を出した。

同社は今月3日に発生したバス転落事故で捜査を受けている。この事故ではイタリア人運転手と外国人観光客20人が死亡した。

地元メディアによると、同社の路線バスは14日夕方、ベネチア近郊のメストレで建物に衝突し、15人が負傷したという。

市当局はこの事故を受け、同社に業務停止命令を課した。

3日の事故もメストレで発生。外国人観光客を乗せたバスは高架道路のガードレールを突き破り、数メートル下の線路に転落・炎上した。

一部の地元メディアは関係者の話しとして、「運転手は心臓発作を起こした可能性がある」と伝えている。

警察は業務上過失致死傷の疑いも視野に捜査を進めている。

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