◎ニコラさん失踪事件はインドランド全土をくぎ付けにし、ソーシャルメディア上では様々な憶測が飛び交い、アマチュア探偵が捜索活動に加わる事態に発展した。
2023年2月19日/イギリス、ランカシャー郊外の河川、行方不明になった女性を探す警察関係者(Jason Roberts/PA/AP通信)

イギリスの警察当局は19日、北西部ランカシャーの女性が失踪した現場近くで遺体を発見したと発表した。

BBCなどによると、遺体はニコラ(Nicola Bulley、45歳)さんが3週間前に失踪した現場近くの河川で見つかったという。

警察は遺体の身元確認を進めている。

ニコラさん失踪事件はインドランド全土をくぎ付けにし、ソーシャルメディア上では様々な憶測が飛び交い、アマチュア探偵が捜索活動に加わる事態に発展した。

警察は40人体制でニコラさんを探す一方、自称救助隊は現場近くの廃屋をうろつき、夜間パトロールを始めたりした。

ある自称パトロール隊は現場近くをうろつき、住民に「遺体を見なかったか?」「犯人を知っているか?」などと聞いて回ったようだ。

ニコラさんは6歳と9歳の娘を学校に送った直後に姿を消したとされる。

ランカシャー警察は休日返上で捜索活動に当たったものの、結果は出ず、批判に直面した。

結果を出したいランカシャー警察は「ニコラさんがアルコール依存と更年期障害に苦しんでいた」と公表。この個人情報開示は市民の怒りを煽り、政府高官、野党議員、人権団体の反発を招いた。

ロンドン警視庁は17日、ランカシャー警察の情報開示に問題があるとして、内部調査を実施すると発表した。

同庁はランカシャー警察の署員がニコラさんが失踪する直前に本人と接触していたことについても調査するとしている。

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