◎大学で妻と知り合い、2人の子供を持つクレバリー氏は以前、女性や少女に対する暴力への対策を最優先事項のひとつと語っていた。
2023年12月23日/イギリス、ロンドンの首相官邸前、クレバリー内相(ロイター通信)

イギリスのクレバリー(James Cleverly)内相がデートレイプを取り締まる計画を発表した数時間後にデートドラッグについてジョークを飛ばしたとして非難を浴びている。

大衆紙デイリー・ミラーなどは24日、クレバリー氏が12月18日に開催されたレセプションで女性客に対し、「結婚生活を維持する秘訣はいつも軽い鎮静剤で眠らされている配偶者を持つことだ」とジョークを言ったと報じた。

国家安全保障と法執行を監督するクレバリー氏はロンドン首相官邸のジョークで批判の嵐に直面し、謝罪に追われた。

クレバリー氏はレセプションの中で、いわゆるデートレイプドラッグであるロヒプノールを「毎晩彼女の飲み物に少し入れることは、ほんの少しなら違法ではない」と語った。

ロヒプノールはルーフィーと呼ばれる薬物の一種。相手が知らないうちに砕いて飲み物に入れると眠気を催し、意識を失ったり、記憶喪失に陥ることがある。

クレバリー氏はスナク政権がこのような薬物を取り締まるための刑法改正を準備していると発表した直後にジョークを飛ばした。

内務省の報道官はクレバリー氏の謝罪声明を発表。「デートレイプは犯罪である」と強調した。

大学で妻と知り合い、2人の子供を持つクレバリー氏は以前、女性や少女に対する暴力への対策を最優先事項のひとつと語っていた。

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