スウェーデン議会選、連立交渉難航、アンデション氏が組閣断念、政治空白続く
選挙では、中道左派陣営が349議席中176議席を獲得し、中道右派与党の173議席を上回った。
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スウェーデンで9月13日に行われた議会選挙(一院制、定数349)について、政権発足に向けた協議が難航している。最大野党・社会民主党のアンデション(Magdalena Andersson)前首相は28日、十分な支持を確保できないとして、自らが主導する連立政権の樹立を断念すると表明した。中道左派陣営が僅差で過半数を確保したにもかかわらず、各党をまとめられない状況となっている。
選挙では、中道左派陣営が349議席中176議席を獲得し、中道右派与党の173議席を上回った。これによりアンデション氏の政権復帰の道が開かれたように見えたが、左翼党が連立交渉に否定的な見方を示したことで状況が変化した。左翼党は、議会では対立する穏健党の候補を支持する方針を示しており、アンデション氏はこれを受けて「政府を形成できる可能性はない」と述べた。
今後はアンドレアス・ノーレン(Andreas Norlén)議会議長が各党党首と個別に協議し、次に組閣を試みる人物を決める。候補としては、2022年から首相を務める穏健党のクリステション(Ulf Kristersson)氏が有力視されている。ただし、中道右派側も議会多数派を確保するのは容易ではなく、複雑な交渉が予想される。
今回の選挙では、移民政策に厳しい姿勢を取るスウェーデン民主党への支持が低下したことも結果に影響した。クリステション氏はこれまでスウェーデン民主党との協力を進めてきたが、安定した政権を形成するためには他党との調整が必要となる。
さらに、ストックホルム周辺では選挙不正の申し立て5件について警察が予備捜査を開始しているほか、中央部ダーラナ県ボルレンゲでは別の不正疑惑について捜査が行われている。後者では、選挙審査委員会が再選挙を命じた場合、11議席に影響する可能性がある。
スウェーデンでは2018年の議会選挙後、社会民主党が政権発足まで134日を要した。今回も各党間の協議が長期化する可能性があり、選挙で示された議席を政権構成に結び付けられるかが焦点となっている。
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