エチオピア軍司令官、エリトリア・スーダン・エジプトがティグレ反政府勢力を支援と非難
ジュラ氏はTPLFが単独で攻勢を展開することは難しく、国外から資金や物資などの支援を受けていると主張したが、具体的な証拠は示していない。
.jpg)
エチオピア北部ティグレ州で国軍と反政府勢力の戦闘が激化する中、エチオピア軍のビルハヌ・ジュラ(Berhanu Jula)参謀総長は28日、隣国エリトリア、スーダン、エジプトがティグレ人民解放戦線(TPLF)などの武装勢力を支援していると非難した。
ジュラ氏はTPLFが単独で攻勢を展開することは難しく、国外から資金や物資などの支援を受けていると主張したが、具体的な証拠は示していない。
TPLFは2020~22年にかけて連邦政府と大規模な内戦を繰り広げ、南アフリカで和平合意が成立した。その後も双方の緊張は続き、9月にはTPLF系勢力が北部アファール州の要衝を制圧したとされる。
戦闘の拡大に伴い、北部の医療機関では負傷者が急増しており、国際医療支援団体「国境なき医師団(MSF)」によると、ティグレ州の2地区の病院では過去48時間で患者数が約180人から420人以上に増加した。約15万人が避難したとの推計もある。
アビー政権はTPLFがエリトリアと連携して国内を不安定化させようとしていると主張している。一方、エリトリアはエチオピアが国内情勢の責任を国外に転嫁していると反論した。スーダン軍政もエチオピアの主張を「根拠がない」と否定し、逆にエチオピアがスーダン軍と戦う反政府勢力を支援していると主張している。
エジプトをめぐっては、ナイル川の水資源をめぐる対立も続いている。エチオピアとエジプト、スーダンの関係が悪化する中、北部での戦闘再燃は国内紛争にとどまらず、周辺国を巻き込む地域的な緊張へ発展する可能性を示している。

