SHARE:

イタリア・エトナ山噴火、カターニア空港が運航再開

エトナ山は欧州で最も活発な火山のひとつで、これまでも噴火によってカターニア空港の運航がたびたび制限されてきた。
2026年8月13日/イタリア、南部シチリア島のエトナ山から流れ出したマグマ(ロイター通信)

イタリア・シチリア島のカターニア空港は15日、エトナ山の火山活動に伴う警戒レベルが「赤」から「オレンジ」に引き下げられたことを受け、航空便の運航を再開した。空港は当初、15日の午後1時まで全便を停止すると発表していたが、火山の状況が改善したため、予定を前倒しして正午から出発便と到着便の運航を再開した。

エトナ山では先週、火山活動が活発化し、大量の火山灰が周辺に広がっていた。火山灰は航空機のエンジンや機体に重大な影響を及ぼす恐れがあるため、空港は安全確保を目的に運航を制限してきた。過去1週間だけでも、エトナ山からの噴煙や火山灰の影響で数百便が欠航または目的地変更を余儀なくされ、夏の観光シーズンにシチリア島を訪れる旅行者に影響が出ていた。

カターニア空港の旅客数はイタリア第5位、シチリア島東部の観光や経済を支える重要な交通拠点である。今回の長期的な運航混乱は、同空港を利用する航空会社や旅行者だけでなく、島内の宿泊施設や観光業にも影響を及ぼしている。

一方、警戒レベルがオレンジに下がったことで運航は再開されたものの、エトナ山の火山活動が完全に収束したわけではない。今後も火山灰の状況によっては、再び便の欠航や遅延が発生する可能性がある。空港は利用者に対し、出発前に最新の運航状況を確認するよう呼びかけている。

地元メディアによると、この噴火による人的被害は報告されていない。

この記事が気に入ったら
フォローしよう
最新情報をお届けします