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ロシア「カリーニングラード封鎖なら核攻撃」NATOは無責任な核威嚇と非難

カリーニングラードはロシア本土から離れ、バルト海沿岸でポーランドとリトアニアに挟まれた地域に位置する。
2022年11月2日/ポーランドとロシア飛び地カリーニングラードの国境、かみそり付けワイヤーを敷設するポーランド兵(Michal Kosc/AP通信)

ロシアは9月30日、NATO加盟国がロシア西部の飛び地カリーニングラードを本土から切り離そうとした場合、核兵器を含む「あらゆる兵器」を使用して防衛する用意があると警告した。

ロシアの欧州各国の大使館が今週、NATOが同地域に対する航空・海上封鎖を準備しているとの情報を得ていると相次いで主張しており、今回の警告はこうした主張をNATO側に正式に伝えたものだ。

カリーニングラードはロシア本土から離れ、バルト海沿岸でポーランドとリトアニアに挟まれた地域に位置する。ロシアのバルト艦隊基地が置かれ、核を搭載可能なミサイル「イスカンデル」などの兵器も配備されていることから、欧州安全保障上の重要拠点となっている。

ロシア側は、欧州諸国がロシアによるNATO加盟国への攻撃や、ドローン、破壊工作などを利用した不安定化活動の拡大を警戒していることについて、「危険なゲーム」と批判している。ロシア政府はこうした西側の警告自体を根拠のないものとしてきた。

これに対しNATOは、ロシアから書面による警告を受け取ったことを確認した。NATO報道官は9月30日、核兵器使用を示唆する発言を「無責任」と非難し、NATOは防衛的な同盟であり、軍事演習を含む活動はロシア領土を脅かすものではないと説明した。

NATOのルッテ(Mark Rutte)事務総長も、ロシアからの警告があったことによって同盟の脅威評価は変わっていないと述べ、NATO領域に対する差し迫った脅威はないとの認識を示した。一方、バルト海ではNATOが通信ケーブルやパイプラインなどの海底インフラを守る活動を強化しており、10月にも軍事演習が予定されている。

カリーニングラードをめぐる今回の応酬は、ウクライナ戦争を背景にロシアとNATOの軍事的緊張がバルト地域にも広がっていることを示すものとなった。核使用への言及を含む警告に対し、NATOがどのように抑止と軍事的警戒を維持するかが今後の焦点となる。

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