◎ブカレスト地裁が女性を軽視し、差別を推進し、高級車を乗り回すテイト容疑者の勾留期間を延長したのはこれで4回目。
2023年1月10日/ルーマニア、首都ブカレストの裁判所前、テイト兄弟(ロイター通信)

ルーマニアの裁判所は22日、組織犯罪と人身売買の疑いで逮捕・勾留されている分裂的なSNSインフルエンサー、アンドリュー・テイト(Andrew Tate)容疑者の勾留期間をさらに30日間延長した。

ブカレスト地裁が女性を軽視し、差別を推進し、高級車を乗り回すテイト容疑者の勾留期間を延長したのはこれで4回目。

540万人のTwitterフォロワーを持つ36歳の男とその弟、および身元不明の女性2人は昨年末、組織犯罪と人身売買に関与した疑いで逮捕された。4人はまだ起訴されていない。

ルーマニアの捜査当局によると、ブカレスト地裁は女性を食い物にしたとされる4人の勾留期間延長を認めたという。

地裁は先週、テイト兄弟の保釈請求を却下した。報道によると、兄弟の弁護団は今回の決定に異議を申し立てる予定だという。

地裁がこれを退けた場合、4人は4月上旬まで勾留されることになる。

テイト容疑者は2017年にルーマニアに移住。女性軽視発言やヘイトスピーチで物議を醸し、さまざまなSNSプラットフォームから凍結処分を受けている。

兄弟は検察の主張を丸ごと否定し、「人気者を妬むスパイ軍団が俺たちを逮捕し、破滅させようとしている」と主張している。

勾留延長決定後、テイト容疑者のツイッターアカウントが更新された。弁護士がツイートしたとみられる。「私の人生はずっと戦争だった。それが、私と他の人たちとの違いです。私にはナイフの傷跡があります。87回のプロフェッショナルファイトを経験したのです。今、私はルーマニアの刑務所にいる。私はまた成功する。だからこそ、私が話すと、人々は耳を傾けるのです...」

捜査当局は兄弟のグループに性的搾取された女性6人を特定。それによると、グループは女性たちに好意を示して誘い出し、暴力・脅迫・監視下に置き、人身売買やポルノ制作を強要したというた。

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