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米バージニア州の高速道路で多重事故、5人死亡、34人負傷

事故が起きたのは首都ワシントンDCの南方約70キロに位置するクアンティコ付近。
2026年5月29日/米バージニア州クアンティコ、事故を起こしたバス(AP通信)

東部バージニア州で29日未明、大型バスと乗用車6台が絡む多重事故が発生し、少なくとも5人が死亡、34人が負傷した。事故は州内を南北に貫く州間高速道路95号線(I-95)の南行き車線で起き、通勤時間帯の交通にも大きな影響を与えた。

事故が起きたのは首都ワシントンDCの南方約70キロに位置するクアンティコ付近。バージニア州警察によると、現地時間29日午前2時35分ごろ、工事区間手前で渋滞により減速していた車列に大型バスが突っ込み、前方を走行していた6台の車両に次々と衝突した。警察は「バスが十分に減速しなかった」と説明している。

死亡した5人はいずれもバスに衝突された車両に乗っていた人々。負傷者34人は周辺の病院に搬送され、このうち3人が意識不明の重体。消防当局によると、負傷者の一部はDCの医療センターに搬送された。現場では多数の救急車や消防隊が対応に追われた。

事故直後、南行き車線は全面通行止めとなり、朝の通勤時間帯にかけて大渋滞が発生した。州運輸当局は迂回路の利用を呼びかけ、周辺道路でも混雑が広がった。その後、数時間をかけて車線規制が解除された。

国家運輸安全委員会(NTSB)は調査チームを現地に派遣し、事故原因の究明を進める方針を明らかにした。州警察もバス運転手の過失の有無を含めて捜査を進めており、「今後、刑事責任を問う可能性がある」としている。

米国では長距離バスによる重大事故がたびたび発生しており、特に深夜や未明の運行では、運転手の疲労や注意力低下が問題視されてきた。今回の事故でも、工事区間付近での交通状況への対応が適切だったかどうかが焦点となる見通しだ。地元メディアは現場周辺が大型車両の往来が多い交通の要衝であることから、再発防止策を求める声が高まっていると伝えている。

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