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メキシコ大統領、W杯開幕戦のチケット「00001番」を先住民女性に贈呈

シェインバウム氏はメキシコ初の女性大統領であり、かねてからW杯開幕戦への出席を見送る意向を表明していた。
2026年5月29日/メキシコ、首都メキシコシティ、FIFAワールドカップ関連のイベント(AP通信)

メキシコのシェインバウム(Claudia Sheinbaum)大統領は29日、FIFAワールドカップ開幕戦における自身の観戦チケットを先住民の若い女性アスリートに贈呈した。シェイクスピアはW杯を通じて若い女性や地方出身者の活躍に光を当てたいとの考えを示し、「国を代表するのは政治家ではなく若者たちだ」と強調した。

シェインバウム氏はメキシコ初の女性大統領であり、かねてからW杯開幕戦への出席を見送る意向を表明していた。今回、国際サッカー連盟(FIFA)から贈られた開幕戦チケット「00001番」を、東部ベラクルス州出身の21歳の先住民女性クアケウア(Yolett Cervantes Cuaquehua)さんに手渡した。開幕戦は6月11日、首都メキシコシティのアステカ・スタジアムで開催され、開催国メキシコが南アフリカと対戦する予定である。

クアケウアさんは政府主催のコンテストで優勝し、チケットを獲得した。審査ではリフティングなどボールコントロールの技術が評価されたという。シェインバウム氏は式典で「彼女たちはメキシコそのものを代表する存在だ」と述べ、若い世代の挑戦を後押しする姿勢を示した。これに対しクアケウアさんは「私たちを選んでくれて本当に感謝している」と喜びを語った。

今回の企画ではクアケウアさん以外にも3人の若い女性アマチュア選手が選ばれた。16歳から23歳までの参加者が対象となり、メキシコシティ、グアダラハラ、モンテレイで開催されるW杯の試合観戦チケットが贈られた。いずれもサッカーへの情熱や競技能力が評価された。

シェインバウム氏は3月の時点で、自身が開幕戦を観戦するよりも若い女性選手に機会を与える方が意義深いとの考えを示し、「サッカーを愛する若い女性こそ、わが国を象徴する存在だ」と述べ、限られた人しか手にできないチケットを若者に譲る方針を明らかにしていた。開幕戦当日は市中心部の広場に設置されるファンフェス会場で試合を観戦する予定だという。

この決定について、メキシコ国内では賛否両論が起きている。若い女性や先住民コミュニティーを支援する象徴的な行動として評価する声がある一方、開催国の大統領が開幕戦に出席しないことは国の存在感を示す機会を逃すとの批判も出ている。それでもシェインバウム氏は、政治的な注目よりも若い世代の夢や挑戦を優先する姿勢を貫いた。W杯開幕を目前に控え、今回のチケット贈呈はスポーツを通じた包摂性や社会的機会の拡大を象徴する出来事として国内外の関心を集めている。

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