◎86人はギリシャから不法入国し、西欧の豊かな国を目指していたと思われる。
2022年4月6日/ギリシャと北マケドニアの国境付近、移民と国境警備隊(Getty Images/AFP通信)

北マケドニアの警察は24日、同国南部の国境付近で亡命希望者86人を荷台に乗せたトラックを発見し、運転手を逮捕したと発表した。

地元メディアによると、未成年を含む86人はシリア、パキスタン、インドの移民とみられるという。

国境警備当局は声明で、「パトロール隊は南部のギリシャ国境に面する町で23日遅くに不審なトラックを発見した」と述べている。

声明によると、パトロール隊は44歳のトラック運転手をその場で逮捕したという。運転手の詳細は明らかにされていない。

86人はギリシャから不法入国し、西欧の豊かな国を目指していたと思われる。

地元メディアは警察筋の話を引用し、「86人は国境の保護施設に収容された」と報じている。

運転手は人身売買罪で有罪判決となった場合、禁固5年以下に処される可能性がある。

地元メディアによると、ギリシャから北マケドニアを通って西欧に向かうルートを使う移民はこの数年で激減したが、コロナウイルスの入国規制が緩和されたことで、再び増加し始めている。

移民は北マケドニアの隣国アルバニアを通過してモンテネグロやコソボに入り、そこからドイツやイギリスを目指す。

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