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ノルウェー南部の住宅地で火災、住宅100棟焼失、周囲の森林に燃え広がる

地元当局によると、焼失した建物の多くは木造住宅で、住宅同士の間隔が狭いことから炎が短時間で燃え移ったという。
2026年7月17日/ノルウェー、南部ドランメン、火災が発生した現場(ロイター通信)

ノルウェー南部ドランメンで17日、大規模火災が発生し、100棟を超える住宅が焼失した。強風にあおられた炎は住宅地から周辺の森林へと急速に燃え広がり、当局は数百人に避難を指示した。現時点で死者や行方不明者は確認されていないが、多くの市民が住居を失った。

火災が発生したのは多くの民家が立ち並ぶ住宅街で、現場一帯は濃い黒煙に覆われた。消防は60人以上の消防隊員を投入し、地上からの消火活動に加え、ヘリコプターによる空中散水も実施した。しかし、現場では乾燥した気象条件に加え、強い風が断続的に吹き続けたため、周りの住宅に燃え広がった。延焼を防ぐため周辺道路が封鎖され、一部地域の住民が緊急避難を余儀なくされた。

地元当局によると、焼失した建物の多くは木造住宅で、住宅同士の間隔が狭いことから炎が短時間で燃え移ったという。消防は周辺住宅への延焼阻止を最優先に活動を続けたが、火の勢いは予想を上回り、被害棟数は当初発表の50棟以上から100棟を超える規模へと拡大した。住民の中には着の身着のままで避難した人も多く、自治体が避難所を開設して生活支援を始めている。

出火原因は明らかになっておらず、鎮火後に消防と警察が合同で調査を進める方針である。人的被害が確認されていない背景には、避難指示が比較的早い段階で出されたことや、住民の迅速な避難行動があったとみられている。一方で、焼失した住宅の再建には長い時間を要すると見込まれ、被災者への住宅支援や生活再建が今後の課題となる。

欧州では近年、気温の上昇や乾燥した気象条件を背景に大規模な森林火災や市街地火災が相次いでいる。専門家は強風や高温、乾燥が重なることで火災が拡大しやすくなっていると指摘しており、消防体制の強化や防火インフラの整備に加え、気候変動を見据えた防災対策の必要性が一段と高まっている。ノルウェー当局も鎮火後に被害状況の詳細な調査を進めるとともに、再発防止に向けた検証を行う方針である。

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