◎約1万9000人の客室乗務員の給料は今後3年間、3段階に分けて17.4%引き上げられる。
ドイツ、ミュンヘン、ルフトハンザの客室乗務員(Matthias Schrader/AP通信)

ドイツ航空大手ルフトハンザの客室乗務員を代表する労働組合は11日、会社との賃金協定に合意したと明らかにした。

それによると、約1万9000人の客室乗務員の給料は今後3年間、3段階に分けて17.4%引き上げられる。さらに、インフレ手当てとして1人あたり3000ユーロ(約49万円)の一時金が支払われる。

ボーナスも増額される予定だ。

労組は18カ月間で15%の賃上げを求めていた。

労組はこの賃金協定を組合員投票にかけるとしている。

この協定にルフトハンザの子会社2社の客室乗務員は含まれていない。

サービス労働者の労組「ベルディ(Verdi)」は先月、仲裁手続きを経て、ルフトハンザの地上職員約2万5000人に対し、2年間で平均12.5%の賃上げを確保した。一部の職員はさらに大きな昇給が予定されている。

今週初めには主要空港の警備職員を代表する労組の争議も解決した。これも仲裁の末に成立したもので、15カ月間で13.1~15.1%の賃上げが決まっている。

この3争議はいずれもストライキに発展し、数十万人が影響を受けた。

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