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ラトビア議会選挙、親ウクライナ派が圧勝、クルベルグス首相が政権維持へ

統一リストは単独では過半数に届かないため、他党との連立協議が焦点となる。
2026年10月4日/ラトビアのクルベルグス首相(ロイター通信)

ラトビアで10月3日に行われた議会選挙(一院制、定数100)で、クルベルグス(Andris Kulbergs)首相率いる中道右派「統一リスト」が35.3%を獲得し、42議席を確保する見通しとなった。現地メディアが4日に報じた。クルベルグス氏は政権を維持し、親ウクライナ路線を掲げる連立政権の発足を目指す。

統一リストは単独では過半数に届かないため、他党との連立協議が焦点となる。保守派の「国民連合」やリベラル派の「進歩派」と組めば過半数を確保できる可能性がある。ラトビアではこれまで政権が任期を全うした例がなく、複数の小政党や無所属議員で構成される統一リストをクルベルグス氏がまとめられるかも課題となる。

クルベルグス氏は今年5月、前政権の崩壊を受けて首相に就任した。前政権をめぐっては、ウクライナ軍のものとみられるドローンがラトビア領空に侵入した問題への対応で批判を浴び、連立が崩壊していた。

今回の選挙でクルベルグス氏は、ロシアに対する強硬姿勢とウクライナへの支援継続を明確にした。ロシアとの経済関係についても、安全保障上の弱点になるとして距離を置く考えを示している。さらに防衛費を国内総生産(GDP)の5%水準で維持し、ドローン対策能力を強化する方針を掲げた。

一方、ロシア寄りの勢力も一定の支持を集めた。ポピュリスト政党「ラトビア・ファースト」は得票率13.1%、親ロシア派の「主権」は11.7%。両党は政権から外れる見通しとなっている。ロシア語を話す住民の一部には、ウクライナ支援や国内の言語・社会政策への不満があり、分断が続いている。

投票率は51.8%で、2022年の59.4%から低下した。ロシアとベラルーシに接するラトビアはNATOとEUの東端に位置する。ウクライナ戦争を背景にロシアへの警戒感が高まる中、今回の選挙結果は同国が防衛力の強化とウクライナ支援を継続する方向を示すものとなった。

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