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ラトビア、ベラルーシ国境を閉鎖、内相が発表「技術的理由」

ラトビア政府は2023年9月、不法移民の流入が急増したことを理由に、もう1つの国境検問所を閉鎖した。
ラトビアとベラルーシの国境(Getty Images)

ラトビアのドンブラバ(Jānis Dombrava)内相は7月31日、ベラルーシ国境を閉鎖したと発表した。内相はX(旧ツイッター)への投稿で閉鎖について、「技術的な理由」と説明し、ベラル―シへの渡航を利用している市民に別の経路を利用するよう呼びかけた。今回の措置により、両国間で唯一運用されていた国境検問所も閉鎖され、ラトビアとベラルーシを結ぶ陸路の国境通行は全面的に停止した。

ラトビア政府は2023年9月、不法移民の流入が急増したことを理由に、もう1つの国境検問所を閉鎖した。政府は当時、ベラルーシが欧州連合(EU)への圧力を目的として中東やアフリカなどからの移民を意図的に送り込んでいると非難し、国境管理を強化してきた。その後はもう1つの検問所だけが両国間で唯一の通行拠点として機能していたが、今回の閉鎖によってすべての陸路検問所が停止することになった。

ラトビアを含むバルト3国とポーランドは2021年以降、ベラルーシ国境で断続的な移民流入に直面している。EU各国はベラルーシの独裁者であるルカシェンコ(Alexander Lukashenko)大統領がEUによる制裁への報復として移民を組織的に国境へ誘導する「ハイブリッド攻撃」を行っていると非難してきた。ラトビアは国境沿いへのフェンス建設や警備部隊の増強を進め、EU東部国境の警備を強化している。

こうした緊張は最近さらに高まっている。7月下旬にはベラルーシ側から越境を試みた移民集団を阻止するため、ラトビア軍が催涙ガスや警告射撃を実施したと報じられた。政府は国境警備隊と軍を連携させて警戒態勢を維持しており、違法越境の阻止を最優先課題としている。

ラトビアは北大西洋条約機構(NATO)およびEU加盟国であり、ロシアの同盟国であるベラルーシとの国境はEUの東端に位置する重要な対外境界でもある。ロシアによるウクライナ侵攻以降、バルト地域では安全保障上の警戒感が一段と高まり、ラトビア、リトアニア、エストニアの3か国はロシア・ベラルーシ両国との国境防衛体制を強化してきた。

今回の全面閉鎖についてラトビア政府は期間を明らかにしておらず、「技術的理由」の具体的内容も説明していないが、移民対策や安全保障上の措置と関連している可能性があるとの見方が広がっている。

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