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仏セーヌ川で高飛び込み、欧州水泳選手権、水質改善進む

パリでは2024年の五輪・パラリンピックを契機に、セーヌ川を再び泳げる水域にするため大規模な投資が行われた。
2026年8月7日/フランス、パリで開催された欧州水泳選手権男子高飛び込み(AP通信)

フランス・パリで7日、セーヌ川を舞台にした欧州水泳選手権の高飛び込み競技が行われた。エッフェル塔を望むビル・アケム橋に20メートルの飛び込み台が設置され、選手たちが川へ次々と飛び込んだ。

大勢の観客が川岸に集まり、都市の中心で行われる国際大会を楽しんだ。セーヌ川がスポーツ会場として注目を集める一方、パリが進めてきた「川を市民に取り戻す」取り組みの実効性も試されている。

しかし大会直前には、セーヌ川上流で炭化水素の痕跡が検出され、6日の練習が中止された。フランス水泳連盟は翌日までに汚染が確認された区域の処置を終え、選手は水上での競技に復帰した。屋外の河川を競技会場にすることには、天候や水質など予測できない要素が伴うことも浮き彫りになった。

パリでは2024年の五輪・パラリンピックを契機に、セーヌ川を再び泳げる水域にするため大規模な投資が行われた。下水が直接川に流れ込むのを防ぐ工事や雨水管理の改善などに約14億ユーロを投入し、2025年には一般市民の遊泳も再開した。セーヌ川での遊泳は水質汚染や船舶との衝突の危険から1923年に禁止され、今回の大会は長年の構想が現実になったことを象徴する。

7月には市が指定したセーヌ川の遊泳区域を約7万人が利用し、昨夏のシーズン全体の約10万人に迫った。今回の欧州選手権では1000人以上の選手が競泳、飛び込み、アーティスティックスイミング、オープンウォータースイミング、高飛び込みの5競技に参加している。セーヌ川ではオープンウォーターと高飛び込みが行われ、パリ五輪から2年を経て、セーヌ川が再び国際的なスポーツの舞台となった。

セーヌ川を物流や観光だけでなく、泳ぐ、遊ぶ、競技する場所へ変えるというパリの試みは新たな段階に入っている。水質管理という課題を抱えながらも、セーヌ川を市民生活の中心に取り戻す動きが広がっている。

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