グレタさん、フランスの学生抗議デモに参加、教員不足や校舎老朽化の改善要求
グレタさんはパリ北郊サンドニの高校前に姿を見せ、参加者らと合流した。
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スウェーデンの環境活動家グレタ(Greta Thunberg)さんが13日、フランスの高校生らが主導する教育環境の改善を求める抗議活動に参加した。教員不足や教室の過密化、老朽化した校舎への不満を背景に、全国規模の抗議は4週目に入った。一部で警察との衝突が発生する一方、大半のデモは平和的に行われている。
グレタさんはパリ北郊サンドニの高校前に姿を見せ、参加者らと合流した。同校は抗議運動が広がるきっかけの一つとなった場所だ。グレタさんは記者団に対し、基本的な権利を求める若者たちに刺激を受けていると述べ、教育への投資不足や気候危機、社会的不公正を挙げながら、若者が自らの未来を取り戻すために声を上げる時だと訴えた。
内務省によると、13日の抗議活動には主要都市で16万人超が参加。前週の26万6000人から減少した。政府によると、抗議に伴い休校となった学校は214校で、前週の800校から大幅に減った。高校全体の94.2%が開校していた。
政府は参加者の要求に対応する姿勢を示しているが、財政難や借入コストの上昇が公共サービスへの追加投資を難しくしている。教育現場の人員不足や施設の老朽化に対し、どこまで具体的な予算措置を講じられるかが焦点となる。
一方、パリ、リヨン、ストラスブール、ナントでは機動隊が催涙ガスを使用し、デモ参加者との衝突が起きた。パリ中心部では車両が少なくとも1台燃やされ、リヨンでは店舗やガソリンスタンドへの略奪が報告された。
抗議活動は来年の大統領選挙にも影響を及ぼしている。左派政党「不屈のフランス(LFI)」のメランション(Jean-Luc Mélenchon)氏はパリのデモに参加し、警察の対応を批判した。
一方、極右政党「国民連合(RN)」の指導者であるマリーヌ・ルペン(Marine Le Pen)議員は抗議参加者による暴力を非難し、学校を破損させた未成年者やその保護者に修繕費を負担させるよう求めている。政府も損害賠償を可能にする法案を提出しており、教育環境の改善要求と公共秩序の維持を巡る議論が続いている。
