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エチオピア軍、エリトリア国境の町に進軍、両国間の戦争再燃に懸念

ザランベッサはエチオピア北部の国境沿いに位置し、人口は約1万5000人。国軍はTPLFを含む反政府勢力に対する反攻作戦を進め、複数の町を奪還してきた。
エチオピア、ティグレ州の避難民(Getty Images/AFP通信)

エチオピア軍が13日、隣国エリトリアとの国境に近い北部ティグレ州の町ザランベッサに進軍した。

反政府勢力「ティグレ人民解放戦線(TPLF)」が支配していたザランベッサへの進軍は、両国間の緊張を一段と高め、全面的な軍事衝突が再発するとの懸念を強めている。

ザランベッサはエチオピア北部の国境沿いに位置し、人口は約1万5000人。国軍はTPLFを含む反政府勢力に対する反攻作戦を進め、複数の町を奪還してきた。

ロイター通信によると、政府報道官はザランベッサに関する声明を出していない。国軍を支援する親政府民兵の報道担当者も、国軍がザランベッサを掌握したかどうかについて明言しなかった。

今回の衝突は、9月にTPLFが主導する反政府勢力の連合が攻勢を開始したことで激化した。2020~22年のティグレ紛争では数十万人が死亡したとされ、再び戦闘が拡大すれば、内戦下の隣国スーダンを含む地域全体が不安定化する可能性がある。

エチオピア政府はエリトリア軍が反政府勢力を支援し、同国領内に最大60キロ進入したと主張する。これに対し、エリトリア政府は軍事侵入を否定し、エチオピア側の主張は事実上の宣戦布告に等しいと反発している。エリトリアのサレハ(Osman Saleh Mohammed)外相は国連安全保障理事会に書簡を送り、国連憲章第7章に基づく措置を求めた。同章は制裁から軍事的措置までを認める規定だ。

両国は2018年に和平を実現したが、その後関係は悪化した。さらに、1993年のエリトリア独立以降、内陸国となったエチオピアが紅海へのアクセス確保を重視していることも対立の火種となっている。

エチオピア政府は平和的な対話による解決を掲げるものの、双方が国連安保理に相手国を非難する書簡を提出するなど、外交的緊張が高まっている。安保理は事態を協議するため非公開会合を予定しており、国際社会による緊張緩和に向けた対応が焦点となる。

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