◎タバコのフィルター、ペットボトル飲料、テイクアウト食品の包装などを製造しているメーカーが対象となる。
水を飲む女性(Getty-Images)

ドイツ政府は2日、プラスチックメーカーに道路や公園のゴミの清掃費用を負担させる方針を示した。

ショルツ政権は使い捨てプラスチックを含む製品のメーカーに、2025年から政府が管理する中央基金にゴミの清掃費用を納めるよう求める法案を閣議決定した。

ドイツ通信社(dpa)によると、この基金は各社の過去のプラスチック生産量に基づき、初年度に約4億5000万ユーロを徴収すると見積もられている。

タバコのフィルター、ペットボトル飲料、テイクアウト食品の包装などを製造しているメーカーが対象となる。

レムケ(Steffi Lemke)環境相は声明で、「国の清掃費用をプラスチックメーカーに求めるのは当然である」と述べた。

環境活動家はこの方針を歓迎する一方、プラスチックを市場に流通させた企業だけでなく、それを買ったり使った人、それを捨てた人も回収と清掃に貢献すべきだと指摘している。

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