◎警察は28日に少年の自宅を家宅捜索した。
2022年12月5日/ドイツ、南部バーデン・ビュルテンベルク州イラーキルヒベルク、警察関係者(ロイター通信)

ドイツ西部デュッセルドルフ(ノルトライン・ウェストファーレン州)でクリスマスマーケットを襲撃する計画を立てたとされる15歳の少年が逮捕された。警察当局が29日、明らかにした。

それによると、州警察は28日に少年の自宅を家宅捜索したという。

ドイツ通信社(dpa)は関係者の話しとして、「地裁はテロ計画・準備の疑いで少年を拘留するよう命じた」と伝えている。

州首相室の報道官は声明で、「容疑者はSNSのチャットグループの中で攻撃計画について概説。様々なシナリオについて話し合った結果、チャット参加者はクリスマスマーケットを襲撃するという計画に合意した」と述べている。

それによると、治安当局は海外の情報機関から「デュッセルドルフの人物がテロ計画について話し合っている」という情報を得て捜査に当たったという。

当局は15歳の少年を特定。dpaによると、少年に前科はなく、地元警察のリストにも含まれていなかったという。

連邦警察は29日、このテロ計画に関与した人物が東部ブランデンブルク州で逮捕されたと発表したが、詳細は明らかにできないとした。

同国の情報機関「連邦情報局(BND)」によると、イスラエルとパレスチナ・ガザ地区のイスラム組織ハマスの戦闘が先月勃発して以来、国内でテロの脅威が急激に高まっている。

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