ドイツ極右AfD、州政権樹立へ協力相手を模索、過半数届かず連立が焦点
政権形成が難航すれば、長期の交渉や再選挙に発展する可能性もある。
」のロゴ(ロイター通信).jpg)
ドイツ東部ザクセン・アンハルト州議会選で歴史的勝利を収めた極右政党「ドイツのための選択肢(AfD)」が、州政権の樹立に向けて他党との協力を模索している。AfDは得票率43.8%を獲得し、83議席中39議席を確保したが、単独過半数には4議席届かなかった。戦後ドイツで極右政党が州政府を主導する可能性が現実のものとなっている。
AfD州議会トップのジークムント(Ulrich Siegmund)氏は政権発足に必要な議席を確保するため、左派のポピュリスト政党「ザーラ・ワーゲンクネヒト同盟(BSW)」や他党の議員への働きかけを進めている。BSWは移民規制の強化やロシアとの関係改善など、一部の政策でAfDと共通点を持つ。一方、BSWは州首相をAfD以外から選ぶことを条件としており、ジークムント氏はこれを拒否している。
最大の障害は、主要政党がAfDとの連立を拒む「防火壁(ファイアウォール)」だ。キリスト教民主同盟(CDU)を含む主流政党はAfDとの協力を拒否しており、メルツ(Friedrich Merz)首相は州選挙後、AfDとの連携を改めて強く否定した。ただ、AfD側はCDU議員の一部を取り込むことで議会の過半数を確保できる可能性を探っている。
政権形成が難航すれば、長期の交渉や再選挙に発展する可能性もある。AfDは厳格な移民政策やロシアとの関係改善を公約に掲げており、今回の勝利は単なる州政治の変化にとどまらず、メルツ政権にも圧力をかけている。
AfDが実際に州政府を主導できるかどうかは、今後のドイツ政治における「極右との協力を認めるか」という原則そのものを左右する問題となっている。
.jpg)
」のワイデル党首(右)(ロイター通信).jpg)
