南ア警察、ロマンス詐欺に関与した「ブラック・アックス」メンバー6人を米国に引き渡し
南ア警察によると、6人は2021年に南ア国内で逮捕された。
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南アフリカの捜査当局は11日、国際的な犯罪組織「ブラック・アックス(Black Axe)」のメンバーとみられるナイジェリア国籍の男6人を米国へ引き渡すと発表した。6人は米当局から通信詐欺や資金洗浄の容疑で指名されており、ケープタウン国際空港で米連邦捜査局(FBI)とシークレットサービスに引き渡された。
南ア警察によると、6人は2021年に南ア国内で逮捕された。6人は米国で100人を超える女性を標的に、インターネット上で恋愛関係を装って金銭をだまし取る「ロマンス詐欺」を行った疑いがあり、被害総額は1億ランド(約9.5億円)を超えるという。被害者には年金生活者や事業経営者も含まれていた。
ブラック・アックスは1970年代後半、ナイジェリアの学生団体「アフリカ・ネオ・ブラック・ムーブメント(Neo Black Movement of Africa: NBM)」を母体として生まれたとされる。その後、複数の国に活動を広げる組織犯罪ネットワークへと変化し、金融犯罪やサイバー犯罪などに関与しているとみられている。
米司法当局はこれまで、南アを拠点とした同組織関係者をロマンス詐欺や前払い金詐欺、資金洗浄などの容疑で摘発してきた。
今回の引き渡しは、ブラック・アックスをめぐる国際的な摘発が続く中で行われる。2026年にはスイスやスペインでも同組織の関係者とされる人物が逮捕されており、南ア当局は国際刑事警察機構(インターポール)などと連携して捜査を進めている。
