英仏海峡で移民約140人を救助、大型ゴムボートでノルマンディーから英国へ
ボートはセーヌ湾から出発し、フランスの救難艇が約10時間にわたって追跡しながら監視していた。
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英仏海峡で6日、約140人の移民を乗せたゴムボートが英国海域に入り、救助された。ボートはフランス北西部ノルマンディー沿岸から夜間に出発し、英国海域に到達した後、乗船者が救助を要請した。フランス沿岸警備隊によると、英国警備隊の救命艇2隻が現場に向かい、乗船者を英国側の陸上へ移送した。
ボートはセーヌ湾から出発し、フランスの救難艇が約10時間にわたって追跡しながら監視していた。フランス当局は航行中に停止させるのは危険と判断し、英国海域に入った後に救助する対応を取った。
今回のケースで注目されるのは、出発地点が従来の主要な出発地であるフランス・カレー周辺から約170マイル離れたノルマンディーだったことだ。フランス当局による取り締まりが強化されるなか、密航業者がより遠い海岸から大型のボートを出す動きが広がっているとみられる。
英国とフランスは小型ボートによる不法入国を抑えるため協力を強化している。バーナム(Andy Burnham)英首相とマクロン(Emmanuel Macron)仏大統領も直近の協議で、英仏海峡を渡るボートの取り締まりをさらに強化する方針を確認していた。
一方、夏の渡航者数が減少するなか、密航業者は一隻の船により多くの移民を乗せる「メガ・ディンギー」と呼ばれる大型船を利用する傾向を強めている。8月には一隻のボートとして過去最多となる230人が乗った船が英国へ到達した。
2026年1月から9月1日の間に、フランスから小型ボートで英国へ渡った人は1万6513人に上る。
英国政府はフランス沿岸での取り締まりを強化するため、追加の警察官45人を派遣する方針を示している。英政府によると、これまで共同対策によって4万8000件を超える渡航の試みを阻止し、1100隻のボートやエンジンを押収したという。
今回の救助は移民問題への対応が続く一方で、密航業者の手口が変化している現状を浮き彫りにした。
