韓国とカザフスタン、原子力協力で覚書、重要鉱物の取引拡大も視野
今回の首脳会談では、原子力協力を含む計13件の協力文書が署名された。
とカザフスタンのトカエフ大統領(ロイター通信).jpg)
韓国とカザフスタンは15日、平和目的の原子力エネルギー分野で協力する覚書(MoU)を締結した。韓国のイ・ジェミョン(Lee Jae-myung)大統領とカザフのトカエフ(Kassym-Jomart Tokayev)大統領による首脳会談で合意したもので、両国は原子力に加え、エネルギー、貿易、人工知能(AI)、重要鉱物など幅広い分野で経済関係を強化する方針を確認した。
今回の首脳会談では、原子力協力を含む計13件の協力文書が署名された。原油や科学技術に関する合意も含まれており、韓国側が中央アジアの資源国であるカザフとの経済関係を一段と深める狙いが鮮明になった。
特に重要なのが鉱物を巡る協力だ。カザフは豊富な地下資源を持ち、韓国企業にとってリチウムなど電池産業に不可欠な鉱物の供給源となる可能性がある。イ・ジェミョン氏は韓国企業に対し、韓国の技術を活用してカザフの鉱物資源開発を進めるよう呼びかけ、安定したサプライチェーンの構築を目指している。
韓国にとって、今回の協力は特定国への資源依存を抑え、エネルギーと鉱物の調達先を多様化する意味も持つ。世界的に電気自動車や蓄電池、AI関連産業の拡大で重要鉱物の需要が増加する中、資源確保は産業競争力を左右する問題になっている。
イ・ジェミョン氏は今回の会談に続き、中央アジア5カ国の首脳をソウルに招きサミットを開催する予定だ。韓国は中央アジアとの貿易、投資、エネルギー、重要鉱物、供給網での連携を強化し、「新北方政策」を軸に地域との経済関係を広げる構えである。
