◎フーシ派は先月末にも地対空ミサイルでMQ9リーパーを撃墜したと主張。米国防総省はそれがイエメン領内で墜落したことを認めている。
米軍のドローン「MQ9リーパー」(Getty Images)

イエメンの親イラン武装組織フーシ派が16日、米軍のドローン「MQ9リーパー」を撃墜したと主張し、その証拠として動画を公開した。

AP通信は米中央軍(CENTCOM)関係者の話しとして、「フーシ派に関する報道を認識している」と報じたが、撃墜されたかどうかには言及しなかった。

フーシ派は先月末にも地対空ミサイルでMQ9リーパーを撃墜したと主張。米国防総省はそれがイエメン領内で墜落したことを認めている。

墜落の原因は明らかになっておらず、調査が進められている。

フーシ派の報道官は16日、西部の要衝マーリブに飛来したMQ9リーパーを地対空ミサイルで撃墜したと主張。「それは敵対的な行動をとっていた」と説明した。

フーシ派はその後、地対空ミサイルを発射する映像と、それがMQ9リーパーに命中する様子を撮影したとされる暗視カメラ映像を公開した。

映像では男が「神は偉大なり、米国に死を、イスラエルに死を、ユダヤ人を呪え、イスラムに勝利を 」と唱えている。

別の映像にはMQ9リーパーの部品とみられる残骸が地面に落ち、燃え上がる様子も映っていた。

2014年にフーシ派が首都サヌアと北部を掌握して以来、米軍は2017年、19年、23年、そして今年、少なくとも5機のドローンをイエメン領内で失っている。

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