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UAE沖でタンカーに正体不明の飛翔体が命中、火災発生、ホルムズ海峡周辺で船舶攻撃相次ぐ

UKMTOによると、攻撃が発生したのはUAEのアルジャジーラ西方約13海里(約24キロ)の海域で、9日の午前10時ごろだった。
ホルムズ海峡を航行する石油タンカー(Getty Images)

アラブ首長国連邦(UAE)沖で9日、航行中の船舶が正体不明の飛翔体に攻撃され、火災が発生した。英国海運貿易オペレーション(UKMTO)が複数の情報源からの報告として明らかにした。火災はその後消し止められたが、乗組員の状況や船体の損傷、海洋環境への影響は明らかになっていない。当局が詳しい状況を調べている。

UKMTOによると、攻撃が発生したのはUAEのアルジャジーラ西方約13海里(約24キロ)の海域で、9日の午前10時ごろだった。船舶の情報は公表されていないが、ロイター通信は当局者の話しとして、パナマ船籍の原油タンカー「GEM NO.2」と報じた。

UKMTOによると、同船は攻撃を受けた後、船上火災を知らせる救難信号を発信した。火災は鎮火したものの、被害の程度や乗組員の安否については明らかになっていない。船舶追跡データでは、同船は原油を積んだ状態でUAE沖に停泊していた。攻撃の実行主体は判明していない。

今回の事案は、ペルシャ湾周辺で商船への攻撃が相次ぐ中で発生した。10月7日にはカタール沖でもタンカーが複数の飛翔体に攻撃され、死傷者が出た。さらに、ホルムズ海峡を通過中の船舶に対する攻撃も確認されており、海上輸送の安全をめぐる懸念が強まっている。

海運関係者によると、イランが航路を封鎖すると警告したことなどを背景に、タンカーは攻撃や威嚇の危険にさらされている。米海軍主導の共同海事情報センターも、最近数日間で攻撃が増加しているとして、乗組員の警戒強化と海運業界による監視の拡充を求めた。

ホルムズ海峡は中東産原油の輸送を支える要衝だ。今回の攻撃地点が同海峡周辺の外側に位置することから、攻撃範囲が周辺海域へ広がっている可能性がある。エネルギー供給や国際物流への影響を抑えるため、各国当局と海運業界には警戒態勢の強化が求められる。

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