◎フーシ派はイスラエル軍がパレスチナ・ガザ地区から撤退するまで紅海やアデン湾の船舶を攻撃し続けると表明している。
2018年5月1日/イエメン、首都サヌア、シーア派武装勢力フーシの戦闘員(Getty Images/AFP通信)

国防総省と国務省向けの貨物を積んだ米国籍のコンテナ貨物船2隻がイエメンのシーア派武装勢力フーシの攻撃を受けた。米当局が24日、明らかにした。

それによると、フーシ派は2隻に向けて弾道ミサイルを3発発射したという。

フーシ派はイスラエル軍がパレスチナ・ガザ地区から撤退するまで紅海やアデン湾の船舶を攻撃し続けると表明している。

AP通信は貨物船の船主の話しとして、「米海軍が護衛に当たっており、乗組員、船舶、積み荷は無事だ」と報じた。

一方、世界有数の液化天然ガス輸出国であるカタールは24日、イスラエル・ハマス紛争をめぐるフーシ派の攻撃により、輸送業務に影響が出ていると警告した。

米中央軍は声明で、「フーシ派がイエメン領内から貨物船に向けて対艦弾道ミサイルを3発発射した」と非難した。

また同軍は「このうち1発が海上に落下。2発は駆逐艦が撃墜した」と明らかにした。

APによると、貨物船の乗組員は近くで爆発を目撃したと証言したという。米海軍の駆逐艦はアデン湾まで2隻を護衛するとしている。

フーシ派はこの攻撃に関する声明を出していない。

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