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米軍がイランを空爆、8夜連続、米兵2人死亡受け報復作戦展開中

今回の攻撃の発端となったのは、ヨルダンで発生したイラン側による攻撃だった。
2026年7月6日/イラン、首都テヘラン、前最高指導者ハメネイ師の国葬に参列する人々(ロイター通信)

米国は19日、イランに対する新たな空爆を実施した。米兵2人がイランによる空爆で死亡したことを受けた措置で、米軍はイランの沿岸監視施設や防空システムなどを標的にしたと説明しており、両国間の緊張は中東全域を巻き込む危機へと発展する懸念が高まっている。

今回の攻撃の発端となったのは、ヨルダンで発生したイラン側による攻撃だった。米国はイランのミサイル・無人機攻撃への対応中に要員2人が死亡したと明らかにした。この事態を受け、トランプ政権は報復措置としてイランへの攻撃を継続、8夜連続の空爆となった。

米軍はイランの軍事能力を低下させることを目的に、ミサイル関連施設、無人機運用拠点、防空能力などを標的にしている。米側は今回の作戦について、自軍を守るための防衛措置だと主張している。一方、イランは米国の攻撃を主権侵害と非難し、報復として湾岸地域にある米軍関連施設などへのミサイル・無人機攻撃を行っている。

戦闘の拡大により、ペルシャ湾の安全保障環境にも大きな影響が出ている。対立の焦点の一つとなっているのが、世界の原油輸送の要衝であるホルムズ海峡の情勢である。イランが同海峡周辺で軍事的圧力を強めれば、エネルギー供給や国際的な原油価格にも影響を及ぼす可能性がある。

今回の衝突は2月以降続いてきた米国・イスラエルとイランの対立がさらに深刻化したものだ。米国はイランの核・ミサイル能力への懸念を背景に軍事作戦を続け、イランも抵抗姿勢を崩していない。外交による緊張緩和の動きが停滞する中、双方の攻撃が続けば、周辺国を巻き込んだ地域紛争に発展する危険性がある。

中東各国は事態の悪化を警戒し、双方に自制を求めている。しかし、米軍関係者が死亡したことによって米国内でも報復を求める声が強まり、トランプ政権が今後どの程度軍事行動を拡大するかが焦点となっている。長期化する対立は中東の安全保障だけでなく、世界経済にも大きな不確実性をもたらしている。

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