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UAE、イラン発射の弾道ミサイル2発を探知、海上交通が標的か、緊張再燃

UAEのその後の分析では、ミサイルは同国の領土ではなく、「海上交通」を標的としていた可能性があるという。
アラブ首長国連邦(UAE)のビル群(Getty Images)

アラブ首長国連邦(UAE)国防省は18日、イランから発射されたとみられる弾道ミサイル2発を探知したと発表した。今回の事案は5月4日にUAE東部フジャイラ港が攻撃を受けて以来、イランからUAEに向けたミサイル発射が確認された初めてのケースとなる。国防省によると、2発はいずれも海上に落下し、現時点で人的・物的被害は報告されていない。

UAEのその後の分析では、ミサイルは同国の領土ではなく、「海上交通」を標的としていた可能性があるという。UAE当局は国民に対して警戒を呼びかけた後、安全が確認されたとして通常の活動に戻るよう通知した。ミサイルの1発はUAEの領海内、もう1発は領海外に落下したとの情報もあり、当局は引き続き状況を注視している。

一方、イランはUAEの主張を否定している。イラン外務省のバガイ(Esmaeil Baghaei)報道官はUAEの発表について「根拠がない」と反論した。発射目的やミサイルの飛行経路をめぐって、両国の説明には大きな隔たりがある。

今回の問題は米イスラエルとイランをめぐる軍事的緊張が再び高まる中で発生した。特にホルムズ海峡では、イランが封鎖状態を主張する一方、米国は海上交通の維持を掲げて対立しており、周辺海域では商船への攻撃も相次いでいる。原油輸送の要衝であるホルムズをめぐる緊張が続けば、UAEを含む湾岸諸国の安全保障だけでなく、世界のエネルギー市場にも影響が及ぶ可能性が高い。

UAEは今回の発射について、海上交通を狙ったものとの見方を示している。イランが関与を否定する中、今後さらにミサイルや無人機による攻撃が発生すれば、湾岸諸国とイランの対立が一段と深刻化する恐れがある。

今回の2発が一時的な事案で終わるのか、地域の軍事的緊張を再び拡大させる兆候となるのかが注目される。

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