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トランプ氏「仲介者を通じてヒズボラと接触」イスラエルとの戦闘続く中

今回の発言はイスラエルとヒズボラの間で続く衝突が激化する中で行われた。
2026年6月1日/レバノン南部、イスラエル軍の攻撃が続く地区(ロイター通信)

トランプ(Donald Trump)米大統領は6月1日、レバノンの親イラン武装組織ヒズボラと仲介者を通じて間接的に接触したと明らかにした。トランプ氏は仲介を介したやり取りを通じてヒズボラ側からイスラエルへの攻撃を停止する意向を得たと主張。これにより、イスラエルとの間で進行している軍事衝突の緩和につながる可能性があると述べた。

トランプ氏は同日、イスラエルのネタニヤフ(Benjamin Netanyahu)首相とも電話会談を行ったことを明かし、その結果としてイスラエル軍がレバノン・ベイルートに向けた軍事作戦を行わないことで合意したと説明した。また、進軍していた部隊についても撤退または停止が指示されたとしている。

今回の発言はイスラエルとヒズボラの間で続く衝突が激化する中で行われた。レバノンでは今年3月以降、両者の交戦によって数千人が死亡、100万人以上が避難を余儀なくされ、中東地域全体の不安定化につながっている。米国はヒズボラを外国テロ組織に指定しているため、大統領が同組織と直接または間接的に接触するのは極めて異例である。

一方、レバノンの仲介者を通じた協議では、ヒズボラがイスラエル北部への攻撃を停止する見返りとして、イスラエルがベイルート市街地への攻撃を控える可能性が示されている。これにより、限定的ながら停戦に向けた枠組みが形成されつつあるとの見方も出ている。

ただし、1日時点では戦闘が続いており、停戦の実効性は不透明である。イスラエル軍はヒズボラの軍事拠点への攻撃を継続、ヒズボラ側もロケット弾や無人機(ドローン)による攻撃を続けている。こうした状況の中で米国は、段階的な緊張緩和と政治的解決を模索している。

今回のトランプ氏の発言は、米国の対ヒズボラ政策としては前例の少ない外交的接触を示すものであり、中東情勢における新たな交渉局面の始まりとなる可能性がある。一方で、関係各国の利害対立は依然として強く、停戦成立に至るかは不透明なままである。

一方、イランの国営メディアは6月1日、イスラエルによるレバノンへの攻撃が続けば、4月に成立したイランと米国の停戦合意が破綻する可能性が極めて高いと報じた。

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