イスラエル軍がレバノン南部の集落に侵入、レバノン兵3人負傷
カタールの衛星テレビ局アルジャジーラによると、イスラエル兵は8日未明、集落の中心部から約100メートルの地点まで侵入し、東側の道路をふさぐように土の防壁を設置した。
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レバノン南部のイスラエル国境近くで8日、イスラエル軍が集落に侵入し、土の防壁を築いた。レバノン政府が明らかにした。これに関連して、レバノン軍の兵士3人が不発弾の処理中に負傷した。村は6月にイスラエルとレバノンの間で合意された枠組みに基づき、レバノン軍が治安管理を担う地域に指定されており、イスラエル軍による新たな侵入は停戦合意違反との批判が出ている。
カタールの衛星テレビ局アルジャジーラによると、イスラエル兵は8日未明、集落の中心部から約100メートルの地点まで侵入し、東側の道路をふさぐように土の防壁を設置した。レバノン国営メディアもイスラエル兵が村に入り、防壁を築いたと報じている。
一方、イスラエル軍はAFP通信の取材に対し、この地域でそのような出来事があったことは把握していないと説明した。
レバノン軍は7月21日にこの村に展開し、住民約50世帯が帰還していた。村は米国の仲介による6月26日の枠組み合意で、レバノン軍が展開する「パイロット地域」の一つに指定されていた。この合意はイスラエル軍が段階的に撤退する一方、レバノン側が親イラン組織ヒズボラの武装解除を進めることを柱としている。
しかし、イスラエル軍によるレバノン南部への攻撃や地上侵入はその後も続いている。別の集落では空爆が確認され、100人余りの住民が帰還できずにいる。無人機による攻撃やブルドーザーによる道路整備も報告された。こうした状況を受け、レバノン側は停戦を維持しながら、国境地域の村への攻撃と破壊を停止するよう求めている。
今回の事態は停戦維持とイスラエル軍の撤退をめぐる両国の協議が続く中で発生した。両国は8月6日にイタリア・ローマで米国仲介の直接協議を終え、国境問題や拘束者をめぐって進展があったとレバノン側が説明していた。
外交交渉が続く一方、現地では軍事的緊張が収まっておらず、停戦合意の履行が大きな課題となっている。
