イスラエル軍がレバノン南部を空爆、7人死亡、停戦下でも緊張続く
今回の攻撃は、6月に米国の仲介で成立したイスラエルとヒズボラの停戦合意後も軍事的緊張が収まっていないことを改めて示した。
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イスラエル軍が6日、レバノン南部を空爆した。レバノン保健省によると、この空爆で少なくとも7人が死亡した。イスラエル側はレバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラがイスラエル軍部隊に向けて無人機(ドローン)を発射したことへの報復措置だと説明している。死者には女性2人が含まれる。
レバノン保健省によると、イスラエル軍が設けた安全区域の境界付近で男性2人が死亡したほか、区域から離れた地区で女性2人が死亡。さらにイスラエル国境に近いエリアでもイスラエル軍のドローン空爆によって3人が死亡したという。このエリアでは攻撃前にイスラエル側から住民への退避警告が出されていた。
今回の攻撃は、6月に米国の仲介で成立したイスラエルとヒズボラの停戦合意後も軍事的緊張が収まっていないことを改めて示した。イスラエル軍は停戦後も南レバノンの一部に展開し、同地域を安全保障区域として維持している。9月4日にもイスラエル軍はヒズボラによる無人機攻撃への報復として南レバノンを空爆し、3人が死亡、23人が負傷していた。
レバノンのアウン(Joseph Aoun)大統領は今回の攻撃を「危険なエスカレーション」と非難した。イスラエル軍は攻撃対象について、ヒズボラの武器施設や指揮拠点だったと主張し、民間人への被害を抑えるため精密兵器を使用したとしている。一方、レバノン側では病院の破壊や政府関連施設の損傷も報告されており、停戦をめぐる双方の認識には大きな隔たりがある。
ヒズボラへの圧力が続く中、レバノン政府は米国の監督下でイスラエルとの直接交渉を進めている。しかし、ヒズボラはこうした交渉に反対している。攻撃の応酬が続けば、南レバノンの緊張が再び大規模な軍事衝突に発展する可能性がある。
