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イスラエル軍の空爆でレバノン軍兵士3人死亡、対ヒズボラ戦続く

レバノン軍によると、攻撃を受けたのは首都ベイルートの南方約70キロに位置する地区の道路を走行していた軍用車両。
2024年11月25日/レバノン、首都ベイルート、イスラエル軍の空爆(AP通信)

レバノン南部で6日、イスラエル軍による空爆がレバノン正規軍の車両を直撃し、将校2人と兵士1人の計3人が死亡した。レバノン軍が明らかにした。イスラエル軍は攻撃後、標的となった車両にレバノン軍関係者が乗車していたことを確認したとして、攻撃の経緯について調査を開始した。中東情勢が不安定化する中、両国間の緊張が再び高まっている。

レバノン軍によると、攻撃を受けたのは首都ベイルートの南方約70キロに位置する地区の道路を走行していた軍用車両。空爆により大破し、乗車していた旅団級の指揮官を含む将校2人と兵士1人が死亡した。軍は声明で「イスラエルによる明白な侵略行為だ」と非難し、国際社会に対応を求めた。

これに対しイスラエル軍は、現場周辺で親イラン武装組織ヒズボラがイスラエル軍部隊への攻撃を準備しているとの情報を得ていたと説明した。軍は脅威と判断した車両を攻撃したが、その後の調査で車内にレバノン軍関係者がいたことが判明したとしている。イスラエル軍報道官は「攻撃時点では部隊に対する差し迫った危険があると認識していた」と述べ、検証を進める方針を示した。

今回の空爆を受け、ヒズボラは声明を発表し、「意図的な攻撃であり、イスラエルによる継続的な侵略の一環だ」と強く非難した。レバノン政府内からも主権侵害との批判が相次ぎ、イスラエルへの抗議の声が広がっている。

レバノンとイスラエルをめぐっては、米国の仲介により停戦履行に向けた協議が進められているものの、現地では依然として攻撃の応酬が続いている。ヒズボラは停戦案を拒否し、イスラエル軍も南レバノンでの軍事作戦を継続している。今月に入ってからもイスラエル軍による空爆や砲撃で民間人や兵士が死傷した。

レバノン軍兵士がイスラエルの攻撃で死亡したのは今回が初めてではない。今年3月や6月初旬にも南部で兵士が死亡する事件が発生し、軍関係者の安全確保が大きな課題となっている。

イスラエル軍は今回の事案について調査結果を公表する見通しだが、レバノン側は国際的な責任追及を求める構えを見せている。停戦協議が続く中で発生した今回の空爆は、双方の不信感を一層深める結果となり、中東地域の安定化に向けた外交努力にも影を落としている。

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