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ヨルダン川西岸でユダヤ人入植者がパレスチナ人一家を襲撃、帰宅目前に住宅焼き打ち

被害を受けたのは一家の住宅2軒で、数週間前から入植者に占拠されていた。
2023年6月24日/ヨルダン川西岸地区のパレスチナ人居住区、イスラエル人入植者に焼き払われた車と民家(Mahmoud Illean/AP通信)

イスラエル占領下のヨルダン川西岸地区で28日夜、100人を超えるユダヤ人入植者がパレスチナ人の集落ジャルードを襲撃し、住宅に火を放つなどした。入植者たちはイスラエル軍の護衛を受けて自宅へ戻ろうとしていたパレスチナ人一家の帰還を妨害し、軍と衝突した。イスラエル軍によると、兵士3人が投石で負傷、帰還作戦は中止された。

被害を受けたのは一家の住宅2軒で、数週間前から入植者に占拠されていた。一家は村内の別の場所で生活していたが、イスラエル軍が入植者から保護する形で帰宅を認め、28日夜に住宅へ到着した。しかし約10分後、100人以上の入植者が現れ、道路を封鎖するとともに住宅に火を放ったという。軍によると、入植者たちは兵士に石や木材を投げつけた。

軍は「暴力のため一家を自宅へ戻す任務を完了できなかった」と説明した。現場では軍が一家を屋根へ避難させ、その後、衝突が激しくなったため退避させたという。軍は入植者2人を逮捕し、捜査を開始した。

住宅所有者の男性はロイター通信の取材に対し、「家は説明できないほど損壊した」と涙ながらに語った。AFP通信によると、29日に現場を確認したところ、住宅の外壁は焦げ、ドアや窓、階段、浴室などが破壊されていた。入植者がタイヤを持ち込み、火を付けた痕跡も確認された。

事件を受け、ネタニヤフ(Benjamin Netanyahu)首相は暴力を強く非難し、法執行機関に加害者を逮捕するよう求めた。一方、イスラエルとパレスチナ双方の人権団体は、入植者による暴力事件では加害者が処罰されないケースが多いと指摘している。

西岸では28日、別のパレスチナ集落でも入植者による車両への放火や建物への落書きが報告された。

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