イスラエル軍、ガザ北部を空爆、ハマス司令官を標的に
イスラエル軍はガザで活動する自軍部隊への差し迫った脅威を排除するための空爆だったと説明している。
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イスラエル軍は12日、パレスチナ・ガザ地区北部ベイトラヒヤで空爆を実施し、イスラエル軍への攻撃を計画していたイスラム組織ハマスの司令官を標的にしたと発表した。この攻撃でパレスチナ人男性1人が重傷を負った。ガザの医療関係者や目撃者によると、男性は人力車に乗っていたという。イスラエル軍はガザで活動する自軍部隊への差し迫った脅威を排除するための空爆だったと説明している。ハマス司令官の安否は明らかになっていない。
今回の空爆はイスラエルが大規模な軍事作戦を縮小してから1週間以上が経過した中で実施された。米国の圧力を受け、イスラエルはトランプ(Donald Trump)米大統領が提唱する和平案の履行を進める形で、攻撃を抑制していた。イスラエル軍は一方で、停戦合意に基づき現地への部隊展開を続け、差し迫った脅威に対する作戦は継続するとしている。
停戦後もガザでは散発的な武力衝突が続いている。ロイター通信によると、2025年10月の停戦以降、ガザではイスラエル軍の攻撃により1250人を超えるパレスチナ人が死亡した。死者の大半は民間人とされる。ハマスは死亡した戦闘員の情報を公表していないため、犠牲者のうち戦闘員が占める割合は明確になっていない。
一方、同じ期間にガザで武装勢力によって殺害されたイスラエル兵は4人となっている。停戦をめぐっては、ハマスの武装解除やイスラエル軍の撤退などが焦点となっており、イスラエル側はハマスの完全な武装解除を重視している。今回の空爆は戦闘の大幅な縮小が進む一方、イスラエルが「差し迫った脅威」への軍事対応を続ける姿勢を示すものとなった。
